宇宙とビールと爆音と(計画編)

こちら、2010年9月10日から13日の記事を発掘した物をベースに加筆修正した記事になります。
この年は日本で最後の開催(2016年現在)となったラリージャパンを見る為に計画した旅行の記録です。

そのつもりでご覧いただければなと思います。


2010年9月10日から13日。2泊3日+車中1泊の、合計3泊4日で、北海道の方に行って来ました。

元はと言えば、思い返すと確かこの年の5とか6月とか、結構前の話になるのですが、いつも良く飲むメンバーとのお酒の席でのお話に遡ります。
この時「今年でラリージャパンが一旦終了するんだよねー」みたいな話しになりました。

ラリージャパンは、WRCのシリーズ中の1つで、要するに世界一のラリーカーの走りを見られると言う事。
開催場所は北海道。

今年で開催が最後かも知れない(少なくとも現時点でその先の契約は無いとの事)。となれば、行きたくなっちゃいますよね。
しかも、私自身は、ダートラとかラリーとか、所謂グラベルで競技車が走ってる所を見たことは無い人だったので、この機会を逃すと、こう言う場で走る世界一の車を見るチャンスが一生無くなるかも知れないので、是非とも行きたかったんですわ。

と言う訳で、その時はなんとなく「行きたい」って話しに纏まってました。

具体的になってきたのは8月ぐらいかしら。

「行くならそろそろ計画立てないとね」と。

でもって、取り敢えず行くと言う話しになっているメンバーと、都内に集まって作戦会議。
その後にSNS等でもやりとりしつつ、スケジュールが決められていきました。

基本的には現地集合、現地解散、観戦ポイントへの移動は、同じ場所に行く人は同行出来れば同行しましょう、夜は夜で集まれたら集まりましょう、的な緩い感じ(笑)。

そんな中で、私自身は初体験だったので、その飲み会の席にいたラリーに詳しい知人に、基本的に一緒に回って貰う感じでお願いしてみました。
と言うのも、ラリーって、サーキットと違って観戦範囲が広範囲すぎて初心者の私には、多分観戦の勘所が分からないんですね。
で、その詳しい知人が何度か行ってると言う事と、割とスケジュールが合わせやすそうだったと言う事で、同行して貰えることになった訳です。

取り敢えず、9月11日~12日の土日がメインの観戦日と言う事だけは予め分かっていて、私の休みが10日(金曜)と13日(月曜)のどっちかに取る、と言う予定でいました。
そんな中で、帰りのルートに「寝台特急北斗星」という案が出たので、じゃーもし切符を取れそうなら、13日に休みを持ってこようかな、と考えておりました。

職場にその休暇の相談をしたところ「そんなイベント行くなら、せっかくだから10日も休んじゃいなよ」みたいな話しになって、めでたく?金曜~月曜まで連休を作れてしまいました。

ラリージャパンは、木曜日から始まって、日曜日までなので、見る気になれば金曜から見られるのですが、ここで一考。
実はね。私、北海道は人生で二度目。過去に行ったのは今から10年以上前の話なんですね。当時の記憶はあるのですが、まーホントに久しぶりなので、少しラリー以外の事もやってみましょうか、と。

今回の旅の帰りについては、北斗星を取れたら取る、と言う事で、同行して頂く知人にお願いしてしまったのですが、行くのは自力ですから、まずはどうやっていくか、です。

あのね。私、高いところ怖いんです(汗)なので最後まで地上を行く事を考えたんですが、現実的には、寝台列車でも使わない限り厳しい(この当時まだ北海道新幹線は存在していませんでした)し、下りの寝台特急は、切符を取るのも至難の業らしく(なので北斗星は帰りに使いましょう、と言う話しになっていました)、最後の手段としての「飛行機」を使うしか無くなってしまいました。

飛行機は、はじめて乗る訳ではなく、過去にも何度か乗ってるのですが、正直、生きた心地がしないのです(汗
(ちなみに過去に北海道に行った時も飛行機でしたし、まーそれに海外行く場合とか考えたら飛行機は必須ですし。。。。と。で、この時10数年ぶりの飛行機でしたので余計にビビッておりました)

なので、極力使いたくない=あんまり事情を知らない、ので、ちょっと調べてみた所、結構激戦区の路線らしい羽田と千歳の航空券は、意外にも安いんですね。
色々調べた結果、私が買えるタイミングで、一番安そうだったのはAIR DOって会社でした。この早割プランで16000円ちょっと。16000円で行けるのですね。思っていたより安いなぁ。と。
ちなみに北斗星はB寝台でも25000円かかります(汗
(注:2016年の今ならこの航空券の価格が割と現実的に格安チケットの値段だと言う事は理解できるのですが、なにせこの時は飛行機に乗るのが10年以上ぶり、かつ、前回北海道便に乗った時は、ANAの往復航空券とホテルとレンタカーがパックになったセット価格だったので、正直、飛行機の単体の料金は全然把握してなかったんですね)

時間帯によっては更に安い便もあるんですが、午前中に着く、割といいタイミングの飛行機でこの値段ですからねぇ。

と言う訳で、私は金曜の12時前に新千歳空港に到着する飛行機を選択しました。

これで行きの脚は確保できました。新千歳に12時には到着(ダイヤ上は11:45着)です。
これで新千歳発12:19のJRに乗って移動すれば、何処まで行って、何が出来るかしら???と、現地に到着してからの計画を開始します。

なーんていいつつ「計画開始」って程考えてませんでしたけどね。
実は、時間に余裕が出来た時点で、また千歳の近所と言う時点で、頭の中には1カ所しか行くつもりだった所はありませんでした。

その場所は苫小牧。

苫小牧には「宇宙ステーション・ミール」の実機を展示している場所があるんです。

航空宇宙関連の話が大好きな私としては、いつか行って見たい場所の一つではありました。ので、このチャンスに是非とも行こう、と。
なので、時刻表とにらめっこ?して、苫小牧の見物をして、その後に札幌に出る方法を考えていました。

そうそう。北海道での宿ですが、基本的には独自で取る、と言う事になっていたのですが、同行して頂ける事になった知人が、どうせレンタカー借りて移動するので、だったら同じ宿にしましょう、と言う事で、宿の手配までして頂ける事に。
ついでに、苫小牧から札幌に戻る列車も、たまたま似たタイミングでもうちょっと遠方から列車に乗っているとの事だったので、同じ列車の同じ車両に座れる様にしてみました。

これで、苫小牧の帰りから先は、基本的に知人と一緒に行動出来る事になるので、ほっと安心。

それ以外にも、メッセージのやりとりや、実際に夜の新橋会議(何)等で、観戦スポットや移動の手段について検討していきました。

ちなみにラリーって、前述の通り、サーキットと違って1カ所ではなく、結構広範囲を移動しながらタイムトライアルする競技ですので、全ての場所で観戦するのは結構厳しいんですね。
なので、ポイントを絞って美味しいところ、迫力有りそうな所、新鮮そうな所、を選んで見る感じになります。
その時も、ラリー観戦経験が豊富な人が色々とアドバイスしてくれて、まーこことここは押さえたいねってのを決めていきました。
そんな中で観戦経験の豊富な人の1人が、日曜日に行こうと思っていた「砂川」って場所は、実は駅から近いから、歩けるよ、と言ってました。
駅から歩いて行ける=電車で行ける=飲める、です。はい。その一言で日曜はレンタカーやめて電車移動に確定です(笑)。

まーこんな感じで徐々に話が纏まりつつあった所に、ちょっと追加の予定が発生します。

ここに来て、もう1人知人が観戦ツアーに参戦すると言う事になったのです。決まったのは出発の10日ぐらい前?ホントに直前。

今回同行してくれるラリーに詳しい知人、そしてもう1人の観戦経験豊富な人。彼らは確実にアルコールを飲む呑兵衛さん。
その上、追加になるもう1人の知人も確実に呑兵衛さん。こうなると、もう、札幌の夜は大変なアルコール濃度になりそうな気がしました(汗

とは言え、賑やかなのはいい事です。財布は軽くなる覚悟をしつつも、色々楽しみが増えた感じがしました。

こうして、ラリーに詳しい知人に、宿の手配、帰りの北斗星の手配、移動のレンタカーの手配、日曜の砂川往復の特急の手配、をお願いし、行きの航空券、札幌までの切符の手配、各観戦ポイントの観戦券の手配を自力でやる感じで準備しました。

あ、そうそう。観戦には脚立があるといいよ、との話しでしたので、事前に近所のコーナンで入手することも忘れませんでした。

そんな訳で、いよいよ出発の9月10日(金曜日)。

朝の飛行機は10:15です。久々(この時10数年ぶりでした)に乗ることもあり、手続きの手順とかもすっかり忘れてるので、余裕を見て1時間ぐらい前に羽田に着くつもりで家をでます。
ただ、9時過ぎに羽田に着こうと思うと、実は家を出るのが思いっきり通勤時間なんですよね。
そうなると、荷物が凄く問題です。

今回は3日分の着替えとかタオルの入ったバッグの他に、カメラバッグ、そして脚立を持ってます。結構大荷物です。
こんな荷物抱えて通勤電車に乗るのは、通勤経験から言って、周りに超迷惑(まーしゃー無いのですが)。申し訳ない気持ちで満員電車に揺られるのもちょっとなー、なんて。
するとね、運良く近くの駅から、羽田行きのシャトルバスが出てることに気付いたんです。
時刻表を確認すると、9時台前半の割と丁度良さそうな時間に羽田に着くバスがある。これはいいタイミングだ、と。

そんな訳で、このバスに乗るために、実はいつも仕事で家を出る時間に出て、途中までいつもの様に移動してました。
が、羽田行きバス待ちの駅まで行って、そこからはいつもと違う非日常。
バスが来るまでしばらく時間があるので、朝食におにぎり屋さんでおにぎりとお茶を調達。
バスに乗ると、高速道路に乗るまでの間に朝食を済ませて、その後はのんびりバス旅行気分。

ただね。徐々に緊張感が高まってきていましたよ。
そう。この後、飛行機に乗るのですよ。
ワクワク?いやいや、ドキドキ?近いけど違う。

もうね。絶叫マシーンに乗る直前の感じ。あー、落ちたら死ぬな、とか、死んだらお人形はどうすればいいんだ、とか、無事に着いたら今夜はきっと楽しくお酒飲めるな、的な未来の楽しみを思い出したりとか。

実はバスがちょっと遅れてて、予定より10分遅く羽田に着いたので、飛行機出発までは割と短めになってました。
よく分からなくてAIR DOのカウンタに行ってて話しを聞いたら、事前予約した番号と便名、ネット決済に使ったクレジットカードを提示しろとのこと。
予約番号??そんな番号しらねーよ。って事にならなくて良かった。
いや、ホントに経験値が少ないから、ネットで予約したらどうやって発券かすべきなのかよく知らなかったので、取り敢えず予約した時に表示された画面を印刷しておいたんです。それ持って行って良かったよ。

実はこの時少し焦った事で(まー用意してたから実際はスムーズだったんだけど、心の中では忘れてたらどうなってたんだろう、と言う気持ちは大きい)緊張がちょっと和らいだのは事実。
その後、脚立の衣類の荷物を預けて、カメラバッグだけ機内持ち込みするようにして、搭乗前に手に持つチェック。
色々電子機器類を出しておく必要があるんですね。あと、知らなかったけど、ペットボトルの検査もされました。テロ対策なんだろうねー。

手荷物の預かりも結構な列が出来てて、5分ぐらいはロスしたかな?それと、手荷物検査もちょっと待ち発生。この時点で出発25分前。
荷物預けて身軽になったところで、ちょっとトイレにいっといれ、とばかりにトイレに駆け込み、そこから延々歩いて、一番端っこのらしいAIR DOの搭乗口?へ。なんだかんだで搭乗口に到着したのは出発20分前の9:55でした。
出発20分前と言う事で、もうとっくに搭乗開始してる物だと思って、なにも考えずに改札口?に搭乗券を提出したら

「一般の搭乗はまだ始まってませんのでもうしばらくお待ち下さい」

との事でした。優先的に座れる人?の搭乗が先なんですね。よく分からないけど、遅刻とかじゃなくて良かったかも(優先登場とかがあるルールを知らなかったんですね、この時)。
しかし、こんなにギリギリまで乗れないのか。

多分10:00ぐらいに搭乗開始。

通路を通ってドアをくぐって、久々に飛行機の中。

着席すると、羽の後ろの左窓側。羽が見えるところなので、何かあったら真っ先に状況は見えるかしら。でも外見えるから怖い(汗)

まだ動き出すずっと前からベルトして、持ち込んでるニンテンドーDSやら携帯やらカメラの電源OFFを確認です。あとはもう、ドキドキしながら出発を待ちます。
10:15。そろそろ動くかしら、と思ってもなかなか動かず、実際には10:20頃に動き始めました。
あんまり動揺してるのはかっこわるいので(笑)平気な顔しつつも内心、到着したらやりたいことを、あれもこれも、と楽しく考えてました。
そうでもしないと気が紛れない(苦笑)。
滑走路に向けて飛行機が移動する時間は、さながらジェットコースターが坂道をカタカタ言いながら登っている感じ。
あーもうどーにでもなれ、みたいな(笑
その間色々アナウンスが入ってるけど、あんまり耳に入ってません(笑
滑走路に入ると、まー、ぐわっと加速。加速が凄いとかそんなのはどーでもいい(笑)。って言うかこの手のプラス方向の加速には自家用車がそこそこ走る車なので、ある意味慣れてますが、そんな事よりも、飛行機が上を向いて上昇し始めた時ですね。

窓から地面がどんどん遠くなるし(記憶してるって事は見てる余裕ぐらいはあったのか)、海の上を行き交う船が小さくなるし、うわぁぁ登ってる登ってる~、みたいな感じ。

そう言う上昇中にも、かるーく機体は揺れます。時々フワッと沈む様な動きも加わる。この瞬間のどきっとする感じはもう何とも言い難い物。下に支えが無いのに下にフワッと沈むと、下手すると何処までも沈む。まーそんな訳無い、と言うのは分かるんですけど、ね。でもほら、そんな訳無い事が起こるから事故になるんだし。
今回少しだけ助かったのは、羽田の天気は曇りだったんです。そのせいで上昇中に雲の中に入り、高さが一時的に確認出来なくなった事。少し安心(笑)。

ベルトサインが消えても、ベルトは着けっぱなし。暇つぶしに持ってきたニンテンドーDSでもやろうかと思って電源入れるも、集中出来ない(もちろん落ちたら絶対嫌なので無線OFFは何度も確認しました(笑))。
時々グラッと揺れるんで、ついつい「次の瞬間の最悪の事態」を想像し続けてしまい、ゲームが全く面白くない(汗
機内でジュース貰ったけど、あんまり美味くない(汗
機内でビールが買えるらしいと知ったけど、飲む余裕がない(汗
その上、機内放送で「北海道に近づくにつれ、気流が悪くて揺れるかも。で、ちょっと遅れるかも」的なアナウンスが機長より。
揺れる?遅れる??マジで!?って

遠くの雲は確かにちょっと厚い。で確かに青森とか函館とか、その辺りの天気は曇りで雨もあるとか言う予報だった気がする。秋雨前線ですね。
うーむ。揺れるから飛行ルート変えるので予定より20分遅れるかも、みたいな事を言われました。
そこで疑問。

揺れるからルートを変える→そうすれば揺れないの?それとも揺れが少ないだけなの??
ルートを変えると時間かかる→元々も出発も5分遅れてるよね?さらに20分遅れるって意味なの??その間飛んでるって事は更に揺れる時間が延びるって意味???

なんかもう堂々巡り(笑
そんな中で頑張って撮った一枚。

さらに、例の「フワッと下に沈む様な揺れ」が、時々起こるし、ぐらぐら揺れる瞬間があるし、羽がブルブル揺れるし、うーむ、全く落ち着かない。

ああ素晴らしや日本のテクノロジー「新幹線」。

絶叫するほど怖いかと言われたら、そこまで怖くはなかったのは事実ですが、正直、ここで寝るとか、くつろいでビールとか無理ですね。常に「次の瞬間」を想像し続けて疲れる(汗
時間とかコストの関係で、乗らなきゃダメなら乗る覚悟は出来るけど、乗らずに済むなら極力新幹線派ですなー。(2016年現在。その後に比較的飛行機に乗る移動が発生した関係で「多少」は慣れました。が、やはり極力新幹線です。私は何度か、九州から「新幹線」で帰ってきましたからね。絶対安心して寝てられるもん。飛行機なら確かに2時間早く家に帰れるけど、2時間以上新幹線で寝られれば問題無いっすから)

そんな飛行中に、少しだけ楽しめたのは、上空から見た茨城付近の自動車テストコースらしいオーバルトラック。
谷田部?何処だろー。と。

離陸して1時間後ぐらいで着陸に向けてのベルト着用のサインが出て、まー皆さんベルトしはじめますが、私はしっぱなしなので気にしない(笑
少しずつ高度が下がってるのか、地面が徐々に近づきます。
そうそう。曇ってて揺れるかも、と言う話しで、凄い揺れを想像していたからなのか、その部分は少し安心、最初から最後まで、揺れの度合いは特に変わらなかったかな。
で、窓の下には、海岸線と港。この形、何処かで見たなーと思ったら、ちょっと視線の先には滑走路らしい場所が。
目にしていたのは、苫小牧の港付近。そしてその先に千歳空港でした。
千歳にそのまま降りるのかと思ったら、一旦海から苫小牧、左手に空港、と言う感じで札幌方向?に進んで方向を変えて、北の方から着陸するみたい。
ぐるっと回って視界から千歳空港が消えたので、多分今、機体がそっち向いてるんでしょう。と言う感じの時に下かゴトゴト音がします。車輪出したのかしら?
羽の動きが忙しくなり、色んなモンがパカパカ開いたり、ニュイーンとフラップ?が伸びたり。車の形もハッキリ分かるぐらい地面が近づいて、明らかに加速感が無くなり、むしろ減速感の方が強くなると、ゴゴンとショックがあって、無事に着陸。

正直拍手喝采したかった(笑
地面って素晴らしい(笑

と言う訳で、空港に無事に降り立ったのは、当初の予定より5分遅れの11:50頃。12時過ぎるとか言う話しだったので、ちょっと早く着いて良かった。

さっそく荷物を受け取り、電車に乗るために駅に向けて移動開始。

と言う訳で明日に続く。

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